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pixiv企画他、妄想イラスト、漫画もろもろ適当に書いてます リンクは勝手にしちゃってやっちゃって
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創作の世界観会話つれづれ。

A「この土地は駄目だよ…もう【魔法】は使えない。」

B「人間たちが、大気中の神気を封じ込めてしまったんだな。」

A「あ…指先が消えていく…。」

B「…君は俺よりも、強いからな。こんな薄い大気じゃ、長く持たないだろう。移動するかい?」

A「ううん。いまはどこへ行っても同じさ。それならいっそ、ここで【存在】をやめよう。ああ、でも、最後の姿が人間の姿だなんて情けない…。」

B「君は、時が過ぎればまたこの大地に神気が戻ってくると思うか?」

A「それはわからない。けど、もうこの世界にとどまるのは疲れたよ。」

B「同感だ。」

A「君はもう少しここに残る?」

B「ああ。俺は君ほど強くはないからね。」

A「そっか…。」



B「仮初の【死】…。」

B「人間の歴史を伝えるのは【書】のみ。ならばいつか伝承も絶え、神気を封じた封印も、その存在すら忘れられるだろう。その時…またお前と出会えるよ。…なに、そんなに長い時じゃない。人間は忘れっぽいからな。」

B「再構築も、俺のほうが早いんだろうな。やれやれ…人間は無くならぬ生を羨望するが、何がそんなに羨ましいのだろう。何度終わって何度始まっても、同じような生の繰り返しだというのに。」

B「…とてもツマラナイよ。せめて私たちが眠ってる間に、人間が新しい玩具を手に入れているのを望むばかりだ。まぁ、それすらも…似たようなパターンの繰り返しに過ぎないのだろうけど。」

B「…指先が…。この恐怖もかりそめのものなのか…ツマラナイ。いつかこの存在自体を脅かしてくれるものが現れれば…この空白は…埋められるのだろうか?」


死が本物となれば、すべての感情も本物になるのだろうか?

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HN:
須々木ピコリ(すずきぴこり)
年齢:
157
性別:
女性
誕生日:
1867/04/01
職業:
機械惑星の歯車あたり
趣味:
細工・お絵描き・惰眠をむさぼる
自己紹介:
ものぐさ。

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